自分のMBTIタイプってコミュ力高いのかな。
他のタイプとコミュニケーションの違いが知りたい。
自分の性格やコミュ力の特性を理解したいですよね。
自分の特性を理解しないままだと、苦手な面で悩み続けるかもしれません。
そこで、今回はMBTIタイプ別のコミュニケーション能力の違いと、コミュ力の高いトップ5の特徴について紹介します！
- コミュニケーション能力が最も高いMBTIタイプはENFJ型（主人公）。人間関係の調和を重視し、他者の感情を敏感に察知する能力が特徴
- ESFJ型（領事）は、人に尽くすことを喜びとし、社交的で親しみやすく、相手の話をよく聞ける
- ESTP型（起業家）は行動力があり、明るくポジティブなオーラで、話術に優れている
- ENTP型（討論者）は、知的好奇心が旺盛で、多角的に物事を捉える能力を持つ
- ENTJ型（指揮官）は強いリーダーシップと決断力があり、戦略的思考に長けている
コミュ力トップ5のMBTIタイプとその理由
MBTIタイプのコミュニケーション能力を比較すると、コミュ力が高いMBTIタイプがわかります。
ここでは、MBTIタイプの中でコミュ力が高い上位5タイプを紹介していきましょう。
各タイプの特徴を理解することで、自分のコミュニケーション能力の強み・弱みが把握できるはずです。
それでは、詳しく解説していきます。
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第1位 主人公（ENFJ型）
コミュニケーション能力が最も高いMBTIタイプは、ENFJ型の「主人公」タイプです。
ENFJ型の最大の特徴は、人間関係の調和を重視する点にあります。
ENFJ型の人は、他者の感情を敏感に察知し、理解することに長けています。
- 相手の感情を敏感に察知できる
- 人間関係の調和を大切にする
- 外交的でリーダーシップがある
相手の立場に立って、適切な言葉かけや行動ができる人間理解力の高さが、コミュニケーション能力の源泉と言えるでしょう。
例えば、職場で同僚が落ち込んでいる様子だとします。
ENFJ型の人は、すぐにその変化に気づき、さりげなく
最近忙しそうだけど大丈夫？
と声をかけるでしょう。
落ち込みの原因が仕事の悩みだとわかれば、解決策を一緒に考えてあげるなど、適切なフォローができるのです。
ENFJ型の人は、リーダー適性も高いです。
チームの全員が持てる力を発揮できるよう、一人一人に合った役割を割り振ります。
メンバー同士の人間関係にも気を配り、チームの雰囲気を良好に保つよう心がけるでしょう。
こうした特性から、ENFJ型の人は人の上に立つ仕事が向いていると言えます。
カウンセラーや教師、起業家など、人と深く関わる職業で活躍している人が多いようです。
- 相手の感情を理解し、受け止める力
- 人と人をつなぐ調整力
- 外交的でリーダーシップがある
このようなENFJ型の資質は、コミュニケーション能力の理想形と言えるかもしれません。
あなたもENFJ型の特性を身につけることで、コミュニケーション上手になれるヒントが得られるはずです。
相手の立場に立って考え、思いやりの心を持つことを意識してみましょう。
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第2位 領事（ESFJ型）
コミュニケーション能力が高い第2位のMBTIタイプは、ESFJ型の「領事」タイプです。
ESFJ型の人は、人に尽くすことが好きな性格の持ち主。
相手の要望に応えることに喜びを感じ、どんなことでも快く引き受けます。
ESFJ型の特性は以下の通りです。社交的で親しみやすい人柄から、周囲に自然と人が集まる人気者タイプと言えるでしょう。
- 人当たりが良く社交的
- 相手の話を上手に聞ける
- 協調性があり人に尽くせる
ESFJ型の人は、友人から相談を受けた時、親身になって話を聞くことができます。
友人の悩みを我が事のように捉え、一生懸命問題解決のサポートをするでしょう。
私はあなたの味方よ
という献身的な姿勢が、人を引きつける魅力となっているようです。
この特性は、職場の同僚とのコミュニケーションでも大いに役立ちます。
チームの雰囲気作りを率先して行い、メンバー同士の関係を円滑にする潤滑油のような存在です。
ただし、相手に合わせすぎるあまり、自分の意見を言えなくなってしまう場合もあるので注意が必要です。
ESFJ型の人は、自分の主張をもう少し持つことを意識すると良いでしょう。
ESFJ型に多い職業は、医療・福祉関係や秘書などです。
人の役に立ちたいという思いを持つESFJ型の特性が、対人援助の仕事に活かされているのでしょう。
相手の話に耳を傾け、献身的にサポートするESFJ型の姿勢は、良好な人間関係を築く上で重要な要素です。
ESFJ型の行動を参考にすることで、あなたのコミュニケーション能力も高められるはずです。
ESFJ型の「人のために尽くす」姿勢は、人間関係を円滑にする秘訣ですね！
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第3位 起業家（ESTP型）
コミュニケーション能力が高い第3位は、ESTP型の「起業家」タイプです。
起業家タイプの最大の特徴は、行動力の高さとずば抜けた話術にあります。
好奇心旺盛で新しいことが大好き。失敗を恐れずチャレンジする行動力は、周囲の人を巻き込む推進力となります。
ESTP型の特性をまとめると、以下のようになります。
- 話術に優れ説得力がある
- 機転が利き臨機応変に対応できる
- 現実主義でどんな状況でも楽観的
明るくポジティブなオーラを放つ、魅力的なタイプの人と言えるでしょう。
ESTP型の人は、友人とのコミュニケーションを楽しむことが得意です。
感情豊かに話をし、ユーモアを交えて場を盛り上げるでしょう。
話の引き出しが多いので、誰とでもすぐに打ち解けられるのが特徴。
その場を楽しむことに長けており、言葉で人を引き付ける「会話の名手」と言えます。
また、現実主義の視点を持っているので、問題解決のアプローチも具体的です。
机上の空論ではなく、現実的な打開策を即座に提案できるでしょう。
起業家タイプは、まさに「できる人」のイメージにピッタリ当てはまります。
ESTP型の人は、セールスやエンターテイメントなどの分野で活躍することが多いようです。
人を巻き込み、楽しませる才能を発揮できる仕事が向いていると言えるでしょう。
明るく前向きなオーラを放つESTP型の会話力は、コミュニケーション能力の理想形の1つです。
感情豊かに話をする、ユーモアを交えるなど、ESTP型の話術を取り入れることで、あなたの人間関係はさらに良好になるはずです。
ESTP型のポジティブさと巧みな話術は、人を惹きつける魅力の源泉ですね。
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第4位 討論者（ENTP型）
コミュニケーション能力が高い第4位のMBTIタイプは、ENTP型の「討論者」タイプです。
ENTP型の最大の特徴は、知的好奇心の強さと柔軟な発想力です。
未知のことを追求したくなる向学心を持ち、従来の常識にとらわれない新しいアイデアをどんどん生み出します。
ENTP型の特性は以下の通りです。
- 知的好奇心が旺盛で博識
- 物事を多角的に捉えられる
- 自由を好み束縛を嫌う
自由奔放に生きる「アイデアマン」というイメージが近いかもしれません。
ENTP型の人は、議論することが大好きです。
相手の意見に耳を傾け、それに対して自分の考えを述べるのが得意。
物事を多角的に捉える視点を持っているので、一つの事柄に対しても様々な観点からアプローチできます。
議論を通じて新たな発見をし、学びを得ることに喜びを感じるタイプと言えるでしょう。
討論者タイプは自由を愛する反面、束縛を嫌う傾向にあります。
マイペースに行動することを好み、人から管理されるのは苦手。
型にはまったルーティンワークより、自由な発想で新しいことに取り組める環境を好みます。
ただ、自由気ままに振る舞うあまり、周囲への配慮を欠いてしまうこともあるので注意が必要です。
ENTP型の人は、もう少し人の気持ちを考えながら行動することを心がけると良いでしょう。
ENTP型に向いている仕事は、研究職やコンサルタントなどです。
未知の分野に果敢に挑戦し、新たな価値を生み出すことにやりがいを感じられる職業が適しているようです。
知的好奇心を発揮して議論を楽しむ、ENTP型の姿勢は学ぶべき点が多いはずです。
相手の意見をしっかり聞き、それを受けて自分の考えを述べる。
そんな知的な会話を心がけることで、あなたのコミュニケーション能力も高められるでしょう。
自由な発想で議論を楽しむ姿は、知的な魅力にあふれていますね。
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第5位 指揮官（ENTJ型）
コミュニケーション能力が高い第5位は、ENTJ型の「指揮官」タイプです。
指揮官タイプの特徴は、強いリーダーシップと決断力を持つ点です。
目標達成のためなら、人を巻き込んで組織を引っ張っていく推進力があります。
ENTJ型の人の特性は以下の通りです。
- 戦略的思考ができ目的思考が強い
- 的確に物事の本質を捉えられる
- 周囲を巻き込むリーダーシップがある
組織をまとめ上げるカリスマ性を備えた「統率力のある人」と言えるでしょう。
ENTJ型の人は、何事も戦略的に考えて行動に移すタイプです。
物事の本質を見抜く洞察力があり、目的達成のための最適解を導き出す力に長けています。
部下とのコミュニケーションでは、ビジョンを語り熱い想いを伝えることで、目標に向かって人々を巻き込んでいくことができるでしょう。
指揮官タイプのカリスマ性は、人を動かす大きな力となります。
ただし、強気な態度で意見を押し通そうとするあまり、他者の心情を考慮できないことがあるのが欠点です。
ENTJ型の人は、メンバーの声にもしっかり耳を傾けることを意識すると良いでしょう。
管理職や経営者など、リーダーシップを発揮できる仕事がENTJ型に向いています。
組織を率いて目標達成する姿は、まさにENTJ型の特性が活きる場面と言えます。
戦略的に物事を考え、強いリーダーシップで人を導くENTJ型の資質は、学ぶべきところが多いはずです。
物事の本質を捉え、ビジョンを示して人を巻き込む。
そんな姿勢を意識することで、あなたの統率力も向上するでしょう。
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MBTIタイプ16種のコミュニケーション特性
ここまでは、コミュ力が高いMBTIタイプのトップ5をランキング形式で紹介してきました。
MBTIはそもそも、4つの選好指標で性格を分類する心理学の理論です。
16通りのタイプ分けの根拠でもある、4つの指標の特徴を理解することが重要でしょう。
MBTIの16タイプは、上記4つの指標の組み合わせによって決まります。
自分のMBTIタイプを見つけるためにも、まずは4つの指標をしっかり理解しておきましょう。
それでは、MBTIを構成する4つの選好指標について、1つずつ解説していきます。
外向型と内向型の特徴・違い
MBTIの第一の指標は、「外向型（E）」と「内向型（I）」の軸です。
これは、自分のエネルギーをどこから得るのか、どこに向けるのかという性格の違いを表しています。
外向型は外の世界から、内向型は内なる世界から活力を得るタイプと言えるでしょう。
外向型と内向型の特徴の違いは、以下のようにまとめられます。
- 外向型（E）の人は、社交的で外の世界との交流を楽しむ
- 内向型（I）の人は、自分の内面の世界を大切にし内省的
- 外向型（E）は人と関わることにエネルギーを使う
- 内向型（I）は1人の時間で自分を取り戻しエネルギーチャージ
たとえば、外向型と内向型の人が同じ職場にいるとします。
休憩時間になると、外向型（E）の人は同僚とおしゃべりを楽しんでリフレッシュするでしょう。
対して内向型（I）の人は、1人カフェでゆっくり読書をして英気を養うかもしれません。
エネルギーの使い方と向ける方向が全く異なるのがわかります。
外向型の人は、自然と人と交流する機会が多くなるので、コミュニケーション能力が高くなる傾向にあります。
一方で、内向型の人はじっくり考えを巡らせることが得意。物事の本質を見抜く洞察力があると言えるでしょう。
もちろん、外向型だから内向型だからと決めつけるのは適切ではありません。
程度の差はあれ、誰もが外向性と内向性の両方の性質を持ち合わせているものです。
大切なのは、自分の外向性・内向性バランスを知った上で、得意な面を活かすこと。
苦手な部分は意識的に鍛えていく努力も必要でしょう。
自分は外向型か内向型か、見極めることからMBTIの理解は始まります。
自分の性格の傾向を知ることで、他者との関わり方の工夫もできるようになるはずです。
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感覚型と直感型の特徴・違い
MBTIの第二の指標は、「感覚型（S）」と「直感型（N）」の軸です。
これは物事をどのように認識するのか、情報収集の仕方の違いを表しています。
感覚型は五感から得た情報を重視し、直感型はひらめきを大切にすると言えるでしょう。
感覚型と直感型の特徴の違いは、以下のようになります。
- 感覚型（S）は、目の前の事実を重視し現実的
- 直感型（N）は、可能性を探求することを好み理想的
- 感覚型（S）は、実際の経験から学ぶことが得意
- 直感型（N）は、抽象的な考えをまとめるのが得意
例えば、プロジェクトのミーティングの場面を想像してみましょう。
感覚型（S）のリーダーは、予算や納期など目に見える数字を重視してリアルな計画を立てるはずです。
対して、直感型（N）のリーダーは大きなビジョンを示し、新たなアイデアを次々と提案するかもしれません。
情報の捉え方が異なることで、アプローチの仕方にも違いが生まれるのです。
コミュニケーションの面では、感覚型（S）の人は具体的な話を好む傾向にあります。
事実を積み重ね、ロジカルに物事を説明するのが得意だと言えるでしょう。
一方、直感型（N）の人は抽象的な対話を楽しみます。
本質的な意味を探求し、新しい発想を生み出すことにエネルギーを使うタイプです。
感覚型・直感型、どちらが優れているということはありません。
物事を認識する視点が違うだけで、それぞれに長所があるのです。
感覚型の人は直感型の発想力を、直感型の人は感覚型の現実的視点を取り入れることで、お互いの良さを活かせるでしょう。
MBTIの視点を持つと、人それぞれ物事の捉え方が違うことが理解できます。
相手の認識の仕方を知ることは、コミュニケーションを円滑にする第一歩。
感覚型・直感型の特性を踏まえて、話し方を工夫する意識を持つことが大切だと言えます。
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思考型と感情型の特徴・違い
MBTIの第三の指標は、「思考型（T）」と「感情型（F）」の軸です。
これは物事を判断する際に、何を基準にするのかという違いを示しています。
思考型（T）は論理的な側面を、感情型（F）は人との関係性を重視する傾向にあると言えます。
思考型と感情型の特徴の違いは、次のようにまとめられるでしょう。
- 思考型（T）は、客観的事実を重んじ理性的に判断
- 感情型（F）は、人間関係に基づいて感情的に判断
- 思考型（T）は、課題解決を最優先にする
- 感情型（F）は、人々の調和を大切にする
上司が部下の働きを評価する場面を考えてみましょう。
思考型（T）の上司なら、業績や能力の高さなど目に見える結果で評価するはずです。
一方、感情型（F）の上司は、会社への貢献度や仲間との協調性も重視するかもしれません。
評価の観点に、思考型と感情型の特性が表れていると言えます。
コミュニケーションにおいては、思考型（T）の人はロジカルに話を進めることを好みます。
事実を積み重ねて筋道立てて説明するのが得意でしょう。
対して、感情型（F）の人は人の感情を察知しながら会話します。
相手の気持ちを受け止め、共感することを大切にするタイプだと言えます。
ビジネスの場では、ともすれば思考型の合理的判断が重宝されがちです。
しかし、人の心を動かすには感情型のアプローチも不可欠。
お互いの良さを認め合い、バランスを取ることが理想的でしょう。
相手が思考型（T）か感情型（F）かを見極めることは、円滑なコミュニケーションの助けになります。
相手の判断基準を理解した上で話をすれば、意思疎通もスムーズ。
思考型・感情型、双方の特性を踏まえる視点を持つことが、良好な関係を築くカギになるはずです。
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判断型と知覚型の特徴・違い
MBTIの第四の指標は、「判断型（J）」と「知覚型（P）」の軸です。
これは外の世界とどのように関わるのか、行動パターンの違いを表しています。
判断型（J）は物事を決めることを好み、知覚型（P）は状況に合わせて柔軟に対応するタイプだと言えます。
判断型と知覚型の特徴をまとめると、次のようになるでしょう。
- 判断型（J）は、計画を立てて着実に実行する
- 知覚型（P）は、その場の状況を見ながら臨機応変に動く
- 判断型（J）は、スケジュール管理を重視する
- 知覚型（P）は、締切ぎりぎりまで粘り強く取り組む
旅行の計画を立てる時の例を見てみましょう。
判断型（J）の人は、行程をしっかり決めて宿泊先や交通手段を事前に手配するはずです。
でも、知覚型の人（P）は目的地を決めるだけで、あとは現地の状況を見ながら柔軟に計画を立てるかもしれません。
行動のスタイルの違いが明確に表れる場面だと言えます。
コミュニケーションの側面では、判断型（J）の人は結論から話す傾向があります。
要点をまとめて端的に伝えることを得意とするタイプでしょう。
一方、知覚型（P）の人は状況説明から入ることが多いです。
背景をしっかり共有しながら話を進めるスタイルを取るはずです。
仕事の進め方においても、判断型（J）と知覚型（P）では持ち味が異なります。
スピード感を持って着実に物事を進める判断型。
最後までしつこく粘り強く取り組む知覚型。
その特性を活かせば、どちらも活躍できる場面があるはずです。
判断型・知覚型の視点を持つことで、人の行動パターンの違いを理解できます。
計画を重視する人もいれば、変化を好む人もいる。
相手のスタイルに合わせてコミュニケーションを取ることが、人間関係を円滑にするコツだと言えるでしょう。
MBTIタイプ別コミュ力低い3つの特徴と改善法
ここまでは、MBTIの4つの指標の特徴について解説しました。
4つの指標を組み合わせることで、16種類のMBTIタイプが決まります。
当然、コミュニケーション面でも、それぞれのタイプで特徴が異なるでしょう。
ここからは逆に、コミュニケーション能力が低くなりがちな代表的なタイプの特徴と、その改善方法を見ていきます。
自分の苦手なパターンを知ることは、コミュニケーション能力の向上に役立つはず。
弱点を意識して克服することで、対人関係の悩みも解消されるでしょう。
それでは、MBTIタイプ別のコミュニケーションの課題と改善策を、具体的に解説します。
内向型のコミュ力の弱点
MBTIにおける内向型（I）の人は、自分の内面の世界を大切にする傾向があります。
そのため、積極的に人と関わることが苦手なタイプが多いようです。
内向型の人に見られるコミュニケーション上の特徴は、以下のようになるでしょう。
まず、内向型の人は口数が少ないことが特徴の1つです。
人前で話すことに抵抗を感じるので、自分から会話を始めるのが苦手。
グループの中では発言が少なくなりがちです。
また、初対面の人と話すことも得意ではありません。
内向型の人は心を開くのに時間がかかるタイプ。
すぐに他人と打ち解けることができず、人見知りをしやすい傾向にあります。
グループワークなどでも、みんなについていけずに孤立してしまうことがあるかもしれません。
このように、内向型の人はコミュニケーションを苦手とする傾向が強いと言えます。
ただし、工夫次第で克服することは可能。
コツをつかめば、内向型でも人間関係を築くことができるはずです。
まずは、小さな会話から練習するのがおすすめです。
「おはよう」「お疲れさま」など、短い言葉を交わすだけでもOK。
日常の何気ない会話に慣れることが、コミュニケーション力アップの第一歩になります。
内向型の人は、グループで交流するより1対1の方が話しやすいという人も多いはず。
そうであれば、個人的に仲良くなりたい人を見つけて、ゆっくり関係性を築いていくのがおすすめです。
焦らずマイペースでコミュニケーションの幅を広げていけば、いつかはガードを解くことができるでしょう。
内向型の特性を理解した上で、少しずつ実践することが人間関係改善のカギです。
まずは、身近な人との何気ない会話から始めてみる。
そんな小さな一歩の積み重ねが、内向型のコミュニケーション力を高めることにつながるはずです。
直感型の伝え方の欠点
MBTIの直感型（N）の人は、抽象的なことを好む傾向があります。
そのため、具体的な話し方が苦手というケースが見られます。
直感型の人のコミュニケーションの特徴は、次のようにまとめられるでしょう。
まず、直感型の人は話が大げさになりやすいという面があります。
抽象的な表現を好むため、「すごい」「やばい」などの言葉を多用しがち。
聞き手にとっては、具体的にどういう意味なのかわかりにくいことがあります。
また、直感型の人は話が脱線しやすいのも特徴です。
本題とは関係のない話題に飛んでしまうことが多く、要点がつかみにくいと言えるでしょう。
さらに、論理的な説明が苦手な傾向もあります。
感覚的な表現が多いため、論理的な飛躍があったり因果関係が不明確だったりすることが少なくありません。
このように、直感型の人は伝え方に課題を抱えていることが多いようです。
抽象的で大げさな話し方は、聞き手には伝わりにくいもの。
もう少し具体的にわかりやすく話すことが求められます。
大切なのは、まず「話の目的は何か？」を意識すること。
何を伝えたいのかゴールを決めてから、話す内容を整理するようにしましょう。
そして、事実と意見をきちんと分けて話すことを心がけましょう。
「〜だと思う」など、自分の意見であることを明確にすれば、聞き手も理解しやすくなります。
話が脱線しないように、話す前にポイントを3つに絞るなどの工夫も有効です。
箇条書きでメモしてから話すと、よりわかりやすい説明ができるはずです。
抽象的な話の裏付けとして、具体例を交えるのもおすすめです。
話を具体的にイメージできる情報を提供することで、メッセージがより伝わりやすくなります。
直感型（N）の特性は、アイデアを生み出す創造力の源泉にもなり得ます。
ただ、それを人に伝えるには工夫が必要。
- 話の目的を明確に
- 事実と意見を分ける
- 具体例を交える
上記のことに、少しずつ意識的に取り組むことが重要だと言えるでしょう。
感情型の聴く力の課題
MBTIの感情型（F）の人は、相手の感情を敏感に察知する傾向があります。
共感力の高さは長所である一方、客観的に話を聞くことが苦手というケースも見られます。
感情型の人に見られるコミュニケーション上の特徴は、以下のようになるでしょう。
まず、感情移入しすぎるあまり、相手の話を最後まで聞けないことがあります。
話の途中で自分の感想を言ってしまい、肝心なポイントを聞き逃してしまう恐れがあるのです。
また、相手の気持ちを察するのは得意ですが、時に思い込みが激しくなることも。
勝手に相手の気持ちを決めつけ、的外れな発言をしてしまうことがあります。
感情的になりやすいのも、感情型の特徴の1つです。
相手の話に感情的に反応してしまい、冷静に受け止められないことが少なくありません。
このように、感情型の人は「聴く力」に課題があることが多いようです。
人の話を最後まで聞くことは、良好な人間関係を築く上で欠かせません。
感情をコントロールしつつ、じっくり耳を傾ける姿勢が大切だと言えるでしょう。
感情型の人におすすめしたいのは、「話を最後まで聞く」ことを意識すること。
相手の話を遮らずに、しっかりと聞き届けることを心がけましょう。
そのためには、相手の話を否定せずに肯定的に受け止めるのがコツです。
「なるほど」「そうだったんですね」など、相づちを打ちながら共感の姿勢を示すことが大切。
感情的になりそうな時は、深呼吸をして冷静さを取り戻すことも有効でしょう。
そして、思い込みを防ぐためには、質問をするのがおすすめです。
〜という理解であっていますか？
など、自分の認識があっているか確認する。
勝手な思い込みを避けることで、相手の真意を正確に理解できるはずです。
感情型の特性を活かしつつ、客観的に人の話を聴く。
そんなバランス感覚を身につけることが、感情型（F）の人の大きな課題だと言えます。
まずは、相手の話を最後まで聞くことから始めてみましょう。
そこから少しずつステップアップを図ることで、感情型ならではのコミュニケーション力を発揮できるはずです。
MBTIを知ることでできるコミュ力アップ3つのメリット
ここまでは、コミュニケーション能力が低くなりがちなMBTIタイプの特徴と、改善方法を解説してきました。
一方で、MBTIを知ることで、コミュニケーション能力アップにつながるメリットもたくさんあります。
MBTIを活用すれば、苦手だったコミュニケーションも克服できるかもしれません。
自己理解と他者理解を深めることが、人間関係改善の大きなカギとなるのです。
MBTIは、自分と他者を知るための有効なツールだと言えます。
MBTIを通して自他の違いを理解できれば、コミュニケーションはもっとスムーズになるはずです。
ここからは、MBTIを知ることで得られるコミュニケーション力アップの3つのメリットを、詳しく見ていきましょう。
自己理解が深まる
MBTIを知ることで得られる最大のメリットは、自己理解が深まることです。
自分のMBTIタイプを知れば、自分の思考パターンや行動特性が明確になります。
すると、なぜ自分がそのように考え、行動するのかの理由がわかるようになるのです。
たとえば、MBTIで「内向型（I）」と診断されたとします。
すると、自分が人付き合いを苦手に感じるのは、
コミュニケーションが苦手なのは内向型の特性だから。自分がダメなわけじゃなかったんだ・・・
と理解できます。
このように、MBTIを通して自分の特性を知ることは、自己肯定感を高めることにつながります。
「自分はこういうタイプの人間なんだ」と受け入れられるようになれば、自信を持って行動できるはずです。
そして、自分の長所と短所を客観的に理解することもできます。
たとえばMBTIの「外向型」の人は、初対面でも積極的に話しかけるのが得意な一方、人の話をよく聞かない面もあります。
自分の強み・弱みを知ることで、長所を活かし短所は改善するなど、成長につなげることができるでしょう。
MBTIによる自己理解は、コミュニケーションを円滑にする土台になります。
自分のことをよく知れば、
この場面ではこう話した方がいいな
というふうに、言動をコントロールしやすくなるはず。
自信を持ってコミュニケーションに臨めば、きっと良好な人間関係を築くことができるでしょう。
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他者理解が進む
MBTIのもう1つの大きなメリットは、他者理解が深まることです。
人にはそれぞれ「タイプ」があり、物事の捉え方や考え方は十人十色。
でも、MBTIを知ることで、相手のタイプを理解し、行動パターンを予測できるようになります。
たとえば、あなたが「外向型」で、同僚が「内向型」だと知ったとします。
すると、同僚があまり自分から話しかけてこないのは、「内向型だから」と腑に落ちるでしょう。
自分のことを嫌っているのでは？
という思い込みも解消されます。
このように、MBTIは相手の特性を理解するための有効なツールだと言えます。
相手のタイプを知ることで、相手の行動の意味を正しく読み取れるようになるのです。
他者理解が進めば、相手の言動を「許容」できるようにもなるでしょう。
たとえば「感情型」の人は、つい感情的になってしまうことがあります。
相手のタイプを知っていれば、「感情型の特性だから仕方ない」と受け止められます。
相手を責めるのではなく、寛容な態度で接することができるのです。
MBTIによる他者理解は、人間関係の悩みを解消するカギとなります。
相手のタイプを知り、相手の気持ちに寄り添えば、対立や衝突を避けられるはず。
お互いの「違い」を認め合える関係性は、コミュニケーションをよりスムーズにしてくれるでしょう。
適したアプローチがわかる
MBTIを理解することで、相手に合ったコミュニケーションのアプローチ方法がわかるようになります。
MBTIの4つの指標には、それぞれコミュニケーションの傾向があります。
相手の指標がわかれば、相手に適した話し方を選択できるのです。
たとえば、「感覚型（S）」の人とコミュニケーションを取る時は、具体的な情報を多く伝えるのが有効でしょう。
事実や数字など、客観的なデータを示しながら話をすすめると、「感覚型」の人は理解しやすいはずです。
一方、「直感型（N）」の人には、抽象的な話をする方が合っているかもしれません。
ビジョンや可能性など、大局的な視点から説明すると、「直感型」の人の心に響くでしょう。
このように、MBTIは相手の特性に合わせたアプローチを考えるヒントになります。
この人にはこの話し方が合っているな
と、臨機応変に話し方を工夫できるようになるのです。
そうすることで、自分の言いたいことが相手にきちんと伝わる可能性が高まります。
相手の受け止め方を想像しながら話せば、コミュニケーションはよりスムーズに運ぶはずです。
さらに、MBTIを知ることで、「誰に何を頼むべきか」の判断もしやすくなります。
たとえば、アイデア出しは「直感型」の人に、データ分析は「感覚型」の人に任せる。
そんな具合に、それぞれの長所を活かす仕事の頼み方ができるでしょう。
MBTIを活用した相手理解は、人付き合いの質を高めてくれます。
相手のタイプを意識しながら接することで、人間関係の悩みは徐々に解消されていくはず。
コミュニケーションの工夫を重ねることが、良好な関係性を築くための近道となるでしょう。
MBTIの活用法まとめ
MBTIは、コミュニケーション能力の向上に役立つとても有益なツールです。
MBTIの16タイプとその特徴を理解することで、自分のタイプを知り、他者のタイプも推測できるようになります。
自己理解と他者理解が深まれば、コミュニケーションはもっとスムーズに運ぶはずです。
しかし、MBTIはあくまで1つの指標に過ぎません。
16タイプに当てはめられない部分も多いでしょう。
「自分はこのタイプだから、こうあるべき」と決めつける必要はありません。
MBTIは、自分らしさを知るためのきっかけに過ぎません。
大切なのは、MBTIで得た気付きを行動に移すこと。
コミュニケーションにおいても、MBTIの知識を柔軟に活用していくことが重要だと言えるでしょう。
ここからは、MBTIをコミュニケーション向上に役立てるための4つのポイントを解説します。
自分の型を知る
MBTIを活用する第一歩は、自分のタイプを知ることです。
MBTIの診断テストを受ければ、自分が16タイプのどれに当てはまるのかがわかります。
ただ、診断結果はあくまで参考程度に捉えるのが賢明でしょう。
大切なのは、MBTIの枠組みを使って自分を分析すること。
4つの指標（外向型/内向型、感覚型/直観型、思考型/感情型、判断型/知覚型）それぞれについて、自分の傾向を見つめ直してみましょう。
そうすることで、自分の特性を客観的に理解できるはずです。
自己分析を通して、「自分はこういうタイプの人間なんだ」と自分を受け入れられるようになることが何より大切。
「○○型だから」と言い訳をするのではなく、自分の個性として肯定的に受け止めることが重要です。
自分のタイプを知ることは、自信を持って生きるための第一歩になるでしょう。
苦手な面は意識して克服する
自分のタイプを知れば、自分の苦手な部分も見えてきます。
コミュニケーションに関して言えば、「内向型」の人は人見知りしやすいですし、「感情型」の人は感情的になりがち。
でも、苦手な部分をそのままにしておくのはもったいない。
MBTIを通して自分の弱点を知ったら、意識的に克服する努力をしてみましょう。
たとえば「内向型」の人は、意識して人と話す機会を増やすことが大切。
初対面でも話しかける練習を重ねれば、徐々に苦手意識は薄れていくはずです。
「感情型」の人は、感情をコントロールする方法を身につけるのがおすすめ。
カウンセリングを受けたり、瞑想をしたりと、自分に合った方法を探してみてください。
弱点を直視し、克服のために行動を起こすこと。
それこそが、MBTIを自己成長のツールとして活かすコツだと言えます。
相手の型に合わせて話し方を変える
MBTIを使って他者理解を深めたら、相手のタイプに合わせて話し方を工夫してみましょう。
相手のタイプを推測するのは難しいかもしれません。
でも、相手の言動をよく観察していれば、おおよそのタイプは見当がつくはず。
「この人は思考型っぽいな」「話し方が外向型だな」など、仮説を立てながらコミュニケーションを取ってみてください。
そして、相手のタイプに合わせて、話す内容や話し方を変えるのです。
たとえば「外向型」の人には、にこやかに積極的に話しかけましょう。
「内向型」の人には、ゆっくりと一対一で話をするのが効果的。
「直感型」の人には、未来志向の夢のある話を、「感覚型」の人には、具体的でリアルな情報を伝えるのがポイントです。
相手の特性を意識しながら接することで、コミュニケーションの質は格段に向上するはず。
「伝わった！」「話が弾んだ！」という嬉しい変化を感じられるかもしれません。
相手のタイプに合わせる柔軟さを身につけることが、MBTIをコミュニケーション改善に活かす秘訣だと言えるでしょう。
強みを伸ばし個性を活かす
MBTIを知れば、自分の強みも明確になります。
「外向型」ならコミュニケーション力、「直感型」ならアイデア力など、誰にでも必ず長所があるはずです。
せっかくのタイプの強みを活かさないのは、とてももったいない。
MBTIで自分の長所を再認識したら、その力を存分に発揮する場を見つけましょう。
たとえば、「外向型」の人はどんどん人と交流する機会を作ること。
「直感型」の人は、斬新なアイデアを出せる仕事にチャレンジしてみるのもおすすめです。
自分の強みを発揮することは、人生を豊かにしてくれます。
自分の良さを発揮できる時こそ、最高のパフォーマンスが発揮できるもの。
周囲の人も、あなたの輝きに気づいてくれるはずです。
MBTIの本当の価値は、自分の個性に誇りを持てるようになること。
自分はこういう人間なんだ
と自分の良さを認められたら、人は一段と輝きを増すでしょう。
MBTIが教えてくれる「自分らしさ」を大切にすること。
それこそが、コミュニケーション力の向上につながる最高の方法だと言えるでしょう。
まとめ：MBTIを知って自他理解を深めよう
ここまで、MBTIとコミュニケーションの関係について詳しく解説してきました。
MBTIは、自分と他者のタイプを知るための心理学の理論。
16タイプ分類とその特徴を理解することで、コミュニケーション改善のヒントが見えてきます。
まずは自分のタイプを知り、他者のタイプも意識すること。すると、自己理解と他者理解が驚くほど深まるはずです。
そして、MBTIで得た気づきを、コミュニケーションに活かしていくこと。
相手のタイプに合わせて話し方を変えたり、自分の強みを伸ばしたり。
少しずつ工夫を重ねることが、人間関係の質を高めるための近道となるでしょう。
もちろん、MBTIはあくまで指標の1つに過ぎません。
16タイプに当てはめられない部分も数多くあるはず。
「○○型だからこうするべき」と思考を固めてしまうのは危険です。
MBTIはきっかけであって、ゴールではありません。
大切なのは、MBTIで得た学びを糧に、日々成長を続けていくこと。
柔軟な考え方を持ちながら、コミュニケーションのあり方を模索し続けることが肝要だと言えます。
MBTIを通して自他理解を深め、コミュニケーションの質を高めていく。
そんな努力を重ねることが、人生をより豊かにしてくれるはずです。
人の性格なんて、十人十色でわからない
そう思っていた時期が、あなたにもあったのではないでしょうか。
でも今は違います。
MBTIが、人の特性を知るためのツールを与えてくれました。
自分のことも、他者のことも、以前よりずっと理解できるようになったはずです。
MBTIを自分磨きのヒントにして、あなたなりのコミュニケーションスタイルを確立してください。
あなたの人間関係が、これからもっと楽しく、充実したものになりますように。
MBTIマスターへの道のりに幸多からんことを。
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